んで? 売れてんの藤圭子劇場は。 どっちでもいいけど、通販限定のブックレット付きBOXセットなんていうのは、しょせんオモチャである。 相変わらず藤圭子はオモチャ扱いだ。マニアの慰みもんだ。狂った時代が産んだ徒花でしかなく、まっとうな歌手だとは思…
「サザエさんバス」に心当たりがある人はすみやかに申し出なさい 上の写真の真ん中の道を入って飲み屋街を抜けると 映画館が3軒(下の2枚は時代が新しい) 写真では坂本九の映画がかかっているが、タイトルは忘れたがおれもここで九ちゃんの映画を一本観た…
渋谷公会堂のライブ盤(『歌いつがれて25年 藤圭子演歌を歌う』)は突出して優れていて、出来があまりにもいいもんだから、これが本来の藤圭子の姿なのか、あるいはこの日この場所だけで異常な事象が発生したのか、もはやわからなくなっています。 その「違…
「ピアフの生まれ変わり」って言いたくなるけど、そこはグッとこらえてZAZを聴いてると、ストリートで生まれた歌い手のあるべき姿を見せつけられる。 わたしとしてはどうしたって藤圭子のことを悔やまずにはいられない。あの人だって本当はストリートで生ま…
このブログの検索ワードを観察していると、藤圭子の話を求めて来る人よりも、「咲妃みゆ」とか「岡崎友紀」とか「ゴアグラインド」とかの検索のほうが多くて、ようするに本来の "想定読者" には見向きもされてなくて、たまたま間違ってアクセスしてしまった…
あいかわらず藤圭子に関する新しい書き物は出てこないし、まともなアルバムのCD化もすでに絶望的だし、しょうがないから近いうちに『歌いつがれて25年 藤圭子演歌を歌う』*1の解題でもやってみたいと思っているが、その渋谷公会堂のライブを聴くと思い出すの…
「悲しみの町」と「遍歴」なんていう、CD化されてもちっとも面白くないアルバムがソニーオーダーメイドファクトリーに挙がっている。 特に「遍歴」なんかは、既出の曲を寄せ集めたやっつけ仕事のアルバムだし、最後に回してちょうどいいくらいだ。「圭子のに…
<a href="http://d.hatena.ne.jp/uh19830119/20150603/1433286880" data-mce-href="http://d.hatena.ne.jp/uh19830119/20150603/1433286880">家と宇宙 - 無意識日記々</a>d.hatena.ne.jp これ…
藤圭子に関する新しい書き物を読ませろと騒いでいたところひとつ見つけましたのでありがたく読ませていただきました。 <a href="http://d.hatena.ne.jp/yinamoto/20150530?_ga=1.30949372.275601884.1387302918" data-mce-href="http://d.hatena.ne.j…
ズイショさんが書くズイショっていうブログがあって、ズイショさんは独り語りの名人なんだけど、日記系のブログのクオリティーを決めるのは何について書くかじゃなくってどういうふうに書くかってことだから、そのどういうふうにが高いレベルで維持されてる…
もう飽きたと言いながら、気がつくと藤圭子についてなんか新しく書かれてないか、いっしょけんめい検索してたりする。藤圭子からストーリーを取っ払って "事実としての音を聴け" とかわたしは言うが、藤圭子が「聴きたい」歌手である以上に「読みたい」歌手…
このshiotch7という人は、圭子をアイドル的に囃し立てる盲目的な「藤圭子ファン」*1ではない。でも音楽好きとして藤圭子をまっとうに評価して、結果的にこれだけ熱のあることを言っている。 このスタンスとアプローチが、藤圭子には必要なんだ。わたしは自分…
わたしの目に映ったパリという街の視覚的な美しさは、もともと好きだったリスボンやポルト、あるいはバルセロナの街の美しさを超えるものではなかった。 バルセロナは、ヨーロッパの美を集めて煮詰めた後の上澄み液を塗り込んだ感じ。香気が立ち昇る夢の都だ…
日本はいま昭和5年まで来ていると私はふんでいる。そこから満州事変にまで進むかどうか、そして最終的に昭和20年8月15日の一億総懺悔に至るかどうか、国民の毎日の行動と選択に国家の浮沈がかかってる状態と言ってもいい。でも私は、日本人は何度やってもや…
この前10日ぶりにブログを開けたらヘンなのが湧いてて絶望的な気分になったんだけど、ヘンな奴しか寄りつかないブログを書いてるあたしもどうかとは思うが、藤圭子業界にはそういう手合いが多いという印象がいまだに消えない。 藤圭子がすごく好きで、藤圭子…
いっぺん藤圭子から「ストーリー」をぜんぶ剥ぎ取ってごらん。 自分の「想い」みたいなものも全部捨てて完全にシラフになる。 その上で藤圭子を純粋に音として、"事実" として耳に通すんだ。 あなたは藤圭子の「音」を、 ただそこにあるリアリティーとしてそ…
もう何か月も藤圭子の歌は聴いてませんでした。どうでもよくなっちゃったからですが、この前ちょっと車の中で気まぐれに「新宿の女」をかけてみたら、走行中にも関わらずあわててシートベルトを外してしまいました。なんか口からヘンな声も出てたような気が…
もし藤圭子が本当に魂を込めて、命を削って歌っていたっていうんなら、聴くほうだって、自分の感性と経験を総動員して評価しないと。*1そこんところだけは、テキトーにごまかしちゃ駄目でしょ。それが、敬愛する表現者に対する礼儀だもんね。藤圭子が真剣勝…
男なら、そんな写真は自分の胸の中にしまっておきなさい。なぜわざわざ今さら日本中にさらす必要がある? 雑誌がそこにあったから、掲載する。脊髄反射なのか? 仮に、「藤圭子」で画像検索したときにその写真が一番最初に表示されるようになったら、あなた…
圭子をベランダに蹴り飛ばしてから、ちゃぶ台に戻って吸いさしの「いこい」を咥え直した。一体この女はなんなんだろう。 前に引用したことがある岡本太郎の言葉を思い出した。 「人間の、本当に燃えている生命が、物として、対象になって目の前にあらわれて…
ある意味ね、この感覚を説明したくていつもゴチャゴチャ書いてるっていう気もするんだ。おなじみの藤圭子専門ブログに、圭子が団地妻になって家事のマネゴトをやってる写真がいろいろ載ってて。あたしにとってはそれも圭子を解明する糸口になるからありがた…
藤圭子が歌謡界に這い出てきた当時の実力派の若手歌手、たとえば弘田三枝子や伊東ゆかり、黛ジュンなんかはいずれも米軍キャンプ上がりで、もちろんいろいろ苦労はあっただろうが、純粋にポピュラーミュージックっていう枠組みの中では、この人たちはエリー…
樋口一葉と藤圭子って、文化の中での立ち位置がすごく似てるんじゃないかと思って、ここんところ一葉の作品や日記、それから評伝なんかをまとめて読んでいる。 世の中に対するスタンスや反応とか、貧乏で辛酸を嘗めながら現実に気丈に立ち向かった姿とか、人…
自己陶酔の別名なりや
安倍律子って、楳図かずおの漫画に出てくる美しく成長した姉妹の"姉のほう"みたいな感じじゃないですか。 これで、お手伝いとして屋敷に潜入した"おろち" 藤圭子との接点ができました。わたしの中では、安倍律子と藤圭子が激しく交錯しています。ついに、映…
手持ちの音源を最初から全部聴き直して、あらためてぐずぐずと考え始めているところです。自分としての結論というか方向性みたいなものは見えているのですが、そこに至るプロセスが直観先行なので曖昧です。皮膚感覚でしかモノを考えられないので、いろいろ…
蓼食う虫も好きずき贔屓の引き倒し群盲象を撫でるあばたもえくぼ井の中の蛙― 群盲圭子を撫でるがごとし <爆弾娘> ベースやってる男がカッチョええって思える瞬間 Goodbye Toulouse - The Stranglers (real HQ sound ... Bass Cover: The Stranglers - Good…
藤圭子という歌手の名前をどう表記するか。わたしは2年前にブログで藤圭子について書き始めて以来、意図的に何らかのニュアンスを持たせる場合を除いて、"藤圭子" に「さん」なんかつけたことはありません。ニュートラルなスタンスで話をしているときは「藤…
みんなでほっこりしましょうとか、自分に対する批判は受け付けませんとか、ヘンなコメント入れたら削除しますよとか、脅したり縛りをかけたりして均質な空間の演出に余念がないみたいだけど、それにしてはずいぶん下品な記事を載せるじゃないか。なにが "肉…
女二十七にして立つと言うが(言わんか)、その誕生日を明日に控えても、相変わらず中身が小児のままなのは隠しようもない。しかしその小児である私(わたくし)から見ても、好事家の間での最近の藤圭子の扱われ方は、自分が姉(アネ)さんになったような気…