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藤圭子趣味

"本質的にハグレてる" ものを嗜好するゲテモノ喰ひだと己を規定する

渋谷公会堂の藤圭子

渋谷公会堂のライブ盤(『歌いつがれて25年 藤圭子演歌を歌う』)は突出して優れていて、出来があまりにもいいもんだから、これが本来の藤圭子の姿なのか、あるいはこの日この場所だけで異常な事象が発生したのか、もはやわからなくなっています。 その「違…

何に乾いてんだかわからんが

もう飽きたと言いながら、気がつくと藤圭子についてなんか新しく書かれてないか、いっしょけんめい検索してたりする。藤圭子からストーリーを取っ払って "事実としての音を聴け" とかわたしは言うが、藤圭子が「聴きたい」歌手である以上に「読みたい」歌手…

あたいの圭子はなぜウザい

圭子をベランダに蹴り飛ばしてから、ちゃぶ台に戻って吸いさしの「いこい」を咥え直した。一体この女はなんなんだろう。 前に引用したことがある岡本太郎の言葉を思い出した。 「人間の、本当に燃えている生命が、物として、対象になって目の前にあらわれて…

テレビに藤圭子が出てくるとなんで気まずかったんだろう

藤圭子が歌謡界に這い出てきた当時の実力派の若手歌手、たとえば弘田三枝子や伊東ゆかり、黛ジュンなんかはいずれも米軍キャンプ上がりで、もちろんいろいろ苦労はあっただろうが、純粋にポピュラーミュージックっていう枠組みの中では、この人たちはエリー…

笑っちゃう

ブログに藤圭子のことを書くようになったのは1年半ぐらい前からだけど、当初からあたくしは藤圭子を「おもしろネタ」のように扱ってまいりました。そういうマジメじゃない態度っていうのは、いま考えると、藤圭子の本質が仕向けた結果なんじゃないかとも思…

『新宿の女』 ~箱入り娘も巣立ちます~

どこか一箇所を突っつけば満天の星が一気に頭の上に落ちてきそうな夜空の下、地平線を彼方に見て白いギターを抱え、手にはロザリオをかけて、若い娘が一人でその乳青色の微光を浴びて佇んでいます。冬といっても、霧氷が木の枝にからみつくような、どこか湿…

共鳴現象

「藤圭子の何を聴いているのか」と問うことは、結局はどのような肉体的な作用を受けているのかと考えることになります。前回、藤圭子は、いきなり来ます。チャイムが鳴ったから玄関に出てドアを開けると、もう後ろに立ってます。という言い方をしましたが、…