藤圭子趣味

"本質的にハグレてる" ものを嗜好するゲテモノ喰ひだと己を規定する

アルバムレビュー

渋谷公会堂の藤圭子

渋谷公会堂のライブ盤(『歌いつがれて25年 藤圭子演歌を歌う』)は突出して優れていて、出来があまりにもいいもんだから、これが本来の藤圭子の姿なのか、あるいはこの日この場所だけで異常な事象が発生したのか、もはやわからなくなっています。 その「違…

さいはての女

2013年現在、自分にとっての藤圭子のベストアルバムはスタジオ録音では『さいはての女』であり、ライブなら『歌いつがれて25年 藤圭子 演歌を歌う』です。*1「25年」のほうは、歌ってもんに対する認識が根本から変わっちゃう大傑作なのでちょっと別格ですが…

『新宿の女』 ~箱入り娘も巣立ちます~

どこか一箇所を突っつけば満天の星が一気に頭の上に落ちてきそうな夜空の下、地平線を彼方に見て白いギターを抱え、手にはロザリオをかけて、若い娘が一人でその乳青色の微光を浴びて佇んでいます。冬といっても、霧氷が木の枝にからみつくような、どこか湿…

『圭子のにっぽんひとりあるき』 B面

『知らない町で』のほうはある程度「藤圭子」を意識した曲作りがなされているようですが、『圭子のにっぽんひとりあるき』は、日本各地を題材にして石坂まさをが藤圭子そっちのけで自分の世界観を好きなように展開した作品と言えるかもしれません。いわば藤…