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藤圭子趣味

"本質的にハグレてる" ものを嗜好するゲテモノ喰ひだと己を規定する

渋谷公会堂の藤圭子

渋谷公会堂のライブ盤(『歌いつがれて25年 藤圭子演歌を歌う』)は突出して優れていて、出来があまりにもいいもんだから、これが本来の藤圭子の姿なのか、あるいはこの日この場所だけで異常な事象が発生したのか、もはやわからなくなっています。 その「違…

ストリート系はストリートで

「ピアフの生まれ変わり」って言いたくなるけど、そこはグッとこらえてZAZを聴いてると、ストリートで生まれた歌い手のあるべき姿を見せつけられる。 わたしとしてはどうしたって藤圭子のことを悔やまずにはいられない。あの人だって本当はストリートで生ま…

退屈上等

あいかわらず藤圭子に関する新しい書き物は出てこないし、まともなアルバムのCD化もすでに絶望的だし、しょうがないから近いうちに『歌いつがれて25年 藤圭子演歌を歌う』*1の解題でもやってみたいと思っているが、その渋谷公会堂のライブを聴くと思い出すの…

藤圭子の矮小化と言わせてもらおう

「悲しみの町」と「遍歴」なんていう、CD化されてもちっとも面白くないアルバムがソニーオーダーメイドファクトリーに挙がっている。 特に「遍歴」なんかは、既出の曲を寄せ集めたやっつけ仕事のアルバムだし、最後に回してちょうどいいくらいだ。「圭子のに…

藤圭子は相変わらず捨て置かれてるが

<a href="http://d.hatena.ne.jp/uh19830119/20150603/1433286880" data-mce-href="http://d.hatena.ne.jp/uh19830119/20150603/1433286880">家と宇宙 - 無意識日記々</a>d.hatena.ne.jp これ…

届いてから置き場所を考えます

藤圭子に関する新しい書き物を読ませろと騒いでいたところひとつ見つけましたのでありがたく読ませていただきました。 <a href="http://d.hatena.ne.jp/yinamoto/20150530?_ga=1.30949372.275601884.1387302918" data-mce-href="http://d.hatena.ne.j…

何に乾いてんだかわからんが

もう飽きたと言いながら、気がつくと藤圭子についてなんか新しく書かれてないか、いっしょけんめい検索してたりする。藤圭子からストーリーを取っ払って "事実としての音を聴け" とかわたしは言うが、藤圭子が「聴きたい」歌手である以上に「読みたい」歌手…

気づいてほしい人に気づいてほしい

このshiotch7という人は、圭子をアイドル的に囃し立てる盲目的な「藤圭子ファン」*1ではない。でも音楽好きとして藤圭子をまっとうに評価して、結果的にこれだけ熱のあることを言っている。 このスタンスとアプローチが、藤圭子には必要なんだ。わたしは自分…

バチッと

この前10日ぶりにブログを開けたらヘンなのが湧いてて絶望的な気分になったんだけど、ヘンな奴しか寄りつかないブログを書いてるあたしもどうかとは思うが、藤圭子業界にはそういう手合いが多いという印象がいまだに消えない。 藤圭子がすごく好きで、藤圭子…

酩酊するその前に

いっぺん藤圭子から「ストーリー」をぜんぶ剥ぎ取ってごらん。 自分の「想い」みたいなものも全部捨てて完全にシラフになる。 その上で藤圭子を純粋に音として、"事実" として耳に通すんだ。 あなたは藤圭子の「音」を、 ただそこにあるリアリティーとしてそ…

いまさら言っても

もう何か月も藤圭子の歌は聴いてませんでした。どうでもよくなっちゃったからですが、この前ちょっと車の中で気まぐれに「新宿の女」をかけてみたら、走行中にも関わらずあわててシートベルトを外してしまいました。なんか口からヘンな声も出てたような気が…

そっちとこっち

もし藤圭子が本当に魂を込めて、命を削って歌っていたっていうんなら、聴くほうだって、自分の感性と経験を総動員して評価しないと。*1そこんところだけは、テキトーにごまかしちゃ駄目でしょ。それが、敬愛する表現者に対する礼儀だもんね。藤圭子が真剣勝…

あなたのその自信が怖い

男なら、そんな写真は自分の胸の中にしまっておきなさい。なぜわざわざ今さら日本中にさらす必要がある? 雑誌がそこにあったから、掲載する。脊髄反射なのか? 仮に、「藤圭子」で画像検索したときにその写真が一番最初に表示されるようになったら、あなた…

あたいの圭子はなぜウザい

圭子をベランダに蹴り飛ばしてから、ちゃぶ台に戻って吸いさしの「いこい」を咥え直した。一体この女はなんなんだろう。 前に引用したことがある岡本太郎の言葉を思い出した。 「人間の、本当に燃えている生命が、物として、対象になって目の前にあらわれて…

イビツを愛でる

ある意味ね、この感覚を説明したくていつもゴチャゴチャ書いてるっていう気もするんだ。おなじみの藤圭子専門ブログに、圭子が団地妻になって家事のマネゴトをやってる写真がいろいろ載ってて。あたしにとってはそれも圭子を解明する糸口になるからありがた…

テレビに藤圭子が出てくるとなんで気まずかったんだろう

藤圭子が歌謡界に這い出てきた当時の実力派の若手歌手、たとえば弘田三枝子や伊東ゆかり、黛ジュンなんかはいずれも米軍キャンプ上がりで、もちろんいろいろ苦労はあっただろうが、純粋にポピュラーミュージックっていう枠組みの中では、この人たちはエリー…

なっちゃんと純ちゃん

樋口一葉と藤圭子って、文化の中での立ち位置がすごく似てるんじゃないかと思って、ここんところ一葉の作品や日記、それから評伝なんかをまとめて読んでいる。 世の中に対するスタンスや反応とか、貧乏で辛酸を嘗めながら現実に気丈に立ち向かった姿とか、人…

供養とは

自己陶酔の別名なりや

無理やりな話のふくらませかた(しぼませかた)

安倍律子って、楳図かずおの漫画に出てくる美しく成長した姉妹の"姉のほう"みたいな感じじゃないですか。 これで、お手伝いとして屋敷に潜入した"おろち" 藤圭子との接点ができました。わたしの中では、安倍律子と藤圭子が激しく交錯しています。ついに、映…

気になることがいろいろ

手持ちの音源を最初から全部聴き直して、あらためてぐずぐずと考え始めているところです。自分としての結論というか方向性みたいなものは見えているのですが、そこに至るプロセスが直観先行なので曖昧です。皮膚感覚でしかモノを考えられないので、いろいろ…

心に沁みる言葉

蓼食う虫も好きずき贔屓の引き倒し群盲象を撫でるあばたもえくぼ井の中の蛙― 群盲圭子を撫でるがごとし <爆弾娘> ベースやってる男がカッチョええって思える瞬間 Goodbye Toulouse - The Stranglers (real HQ sound ... Bass Cover: The Stranglers - Good…

藤圭子サン

藤圭子という歌手の名前をどう表記するか。わたしは2年前にブログで藤圭子について書き始めて以来、意図的に何らかのニュアンスを持たせる場合を除いて、"藤圭子" に「さん」なんかつけたことはありません。ニュートラルなスタンスで話をしているときは「藤…

自分のことみたいに恥ずかしい

みんなでほっこりしましょうとか、自分に対する批判は受け付けませんとか、ヘンなコメント入れたら削除しますよとか、脅したり縛りをかけたりして均質な空間の演出に余念がないみたいだけど、それにしてはずいぶん下品な記事を載せるじゃないか。なにが "肉…

「已んぬる哉」の用例

女二十七にして立つと言うが(言わんか)、その誕生日を明日に控えても、相変わらず中身が小児のままなのは隠しようもない。しかしその小児である私(わたくし)から見ても、好事家の間での最近の藤圭子の扱われ方は、自分が姉(アネ)さんになったような気…

本物に巡り合いたいから

何かを、誰かを好きになったら、好きになったような気がしたら、まずは自分の中で盛大にダメ出しをすること。あっちこっちいろんなところから材料を持ってきて、叩くだけ叩かなきゃだめ。もしかしたら間違って好きになったんじゃなかろうかって考え続けるの…

癒されたり撃ち抜かれたり忙しそうだけど

藤圭子も人間だったってことがそんなに珍しいか。今まではいったいなんだと思ってたんだ。君たちが感動するその圭子の姿は、誰か特定の人間が君に意図的に見せたかった姿じゃないのか。圭子の目に見えてたもの、圭子の意識が向いてた対象が本当はなんだった…

芸名について考える

煮玉子 と 藤圭子 ってパッとみ似てね? 煮てねえよ

とりあえずあたしが知りたいのは

『藤圭子リサイタル』の「朝日のあたる家」のギターは圭子が自分で弾いてるのかどうかってこと。「では、支度ができましたところで...」*1って言ってるから、もちろん自分で弾いてんだよね。(えっ、ちがったの?)あっ、そうそうそれから 『歌いつがれて25…

なんかズレてんだよね

ずいぶん簡単に「演歌」なんていう言葉を口にしてるけど、藤圭子について語るにしても、そういう "直観の鈍い人" は少なくともこの本ぐらいは読んでから好きなだけ "演歌" に浸ればいいんじゃないの。*1(藤圭子についても一章がさかれてます) 創られた「日…

皮膚よりも近く

藤圭子は、文科系的に冷めた言い方をすると「異形の者」なんだけど、あたし個人が肌で感じる言い方では 「異様な人」なのね。まともに見つめたら目がつぶれるんじゃないかって思うくらいの異様さなの。それは最初に藤圭子を知ったときからずっと変わってない…

選ばれるための努力

"好き" だっていうことはなんの免罪符にもならないんだぜ。好きになるのは自由だけど、相手に対する誠意として、自分はそれに値する人間なのかって常に自問する姿勢も必要なんじゃない? ただキャーキャー言ってるだけでいいのかとかさ。圭子にだって男(ひ…

異形の者

皆様たいへんストレートに圭子のことが好きで、素直に褒め称えたりウットリしたり、美しかったり可愛かったり凄みを感じたり、"圭子もふつうの女の子だった" ことに気づいてみたり、それはとても健全で結構なことなんですけど、藤圭子が本来「異形の者*1」だ…

きっとあたしはアンチ藤圭子なんだね

黛ジュンだのいしだあゆみだのを持ち出してきたところで、藤圭子だけを見つめてる人たちからすれば、無意味で不毛なだけってことになるよね。でも藤圭子が歌謡界に投げ込まれたときにその目に何が映ってたかってことを想像して、そういう風景とか空気感を追…

別の言葉

ファンの人は藤圭子のことを上手いとか天才とか簡単に言うけど、じゃあ圭子がデビューしたときに歌謡界で活躍してた若い人たち、たとえば黛ジュンとか、いしだあゆみ、小川知子、伊東ゆかり、水前寺清子、都はるみ、それから別格の存在として弘田三枝子なん…

なんか違う気がする

相も変わらず供養だの月命日だの、もうそのくらいにしといたほうがいいんじゃない? そんなことにかこつけて、自分がウットリしたいだけじゃないか。楽しく遊ぶのはいいよ。ぜんぜんいいよ。好きなだけ好きなように、圭子をダシにして遊べばいい。ただ、それ…

あたしが言うのもなんだけどさ

もう少し教養っていうか趣味の幅があって、文化的なトレンドや歴史にも敏感でさ、「スタイル」ってものにも感度を持ってて、ダサいものとダサくないもの、野暮なものと粋なものの区別がついて、ちったあ気の利いた言葉でものを考えたりもできる、そういう男…

池中玄太をみてみたら

有馬加奈子の喋り方が藤圭子にそっくりな件 17:20あたりから 池中玄太80キロⅡ 第1話 - YouTube ■■「盛り場流し唄 新宿の女」動画消失■■

ブス

圭子って、自分のことブスだって思ってるよね。「ブス」っていう言葉を使ったかどうかはわかんないけど。誰だって自分は人並な容姿を持ってるって思いたいし、そう思わないと辛すぎることも多いから適当なところで折り合いをつけるわけだけど、藤圭子もそう…

困った伝説

藤圭子には「オリジナル歌手殺し」っていう困った異名というか伝説があって、ようするに圭子が人の曲をカバーすると、上手すぎてどれも元歌を超えちゃうってことなんだけど。ほんとにそう思ってる?*1たしかにデビューしてまもないころは、向かうところ敵な…

京都のおんな

京都といえば、藤圭子にはそのものずばりの「京都ブルース」があるけど、これだけ京都の町にそぐわない曲もないよね。古都の情緒もなければ、京都らしい都会的な洗練もない、ただの愚作でしょ。こういう、ある意味その後の浅薄な "演歌" の先鞭になったよう…

圭子にも別テイクというものが

わたしは今回復刻されたオリジナル・アルバム『別れの旅』を初めて聴いたんですけど、タイトルトラックの「別れの旅」って、別テイクだったんですね。聴き始めてすぐ、あれっ?て思いました。有名な話ですか?別と言ってもどっちがマスターテイクでどっちが…

あたしが間違ってんの?

あたしが初めて藤圭子を聴いたのは、忘れもしない2年前の今日、2012年2月23日でした。YouTubeで歌謡曲をあれこれつまみ食いして遊んでたら、「圭子の夢は夜ひらく」と正面衝突した。いったいなんなのこの人はって思った。それから聴きまくって読みまくって…

心は狭く、志は高く

また巡ってくる2月23日はあたしが初めて藤圭子に遭遇した日なんだけど、それから2年がたって、圭子との関係も一つの岐路に来てるのかなとは思う。少なくともわたしは、藤圭子のすべてをよしとして崇拝する人たちの仲間にはなれないことがわかった。藤圭子…

圭子のことなら命がけ

あたしと圭子の関係はリアルタイムなんだ。圭子は死んだ過去の存在じゃないの。現在進行中だから、いま初めて触れる部分があって、初めてぶつかる違和感がある。あたしの感覚や評価は年月のフルイにかけられてない。だから意地悪だって新鮮なんだ。■■音源消…

圭子をほんとに目撃したら

もしリアルタイムで圭子を見てたとしたら、たとえばあたしはコンサートなんかに足を運んだだろうか。行ってないんじゃないかって気がする。あたしだって、ナマで圭子を見て、調子が出てきたら名前のひとつも叫んだりとかしてみたい。だからもしかしたら、勇…

圭子の手を握りなおす

あたしは「女の子の世界の頂点にいる藤圭子」っていう視点を今まで持てなかったんだよね。藤圭子について知っていく過程で調べたことや読んだものからは、そういう認識が得られなかった。そりゃそうだ。そこらへんの資料にあるのは、男の視点だけで整理した…

改行がないのってHatenaっぽくね?

別の人間になって書くっていう縛りから解放されてあらためて気づいたことは、アタシの頭の中では、自分が元から好きだったもの、つまり亜土ちゃんのイラストや世界観とか、カラフルでラブリーでガーリーなグッズとか、フランス・ギャルやaikoの歌とか、タカ…

芸が死ぬ

藤圭子と冷静につきあうっていうのは、たとえば『別れの旅』のCD化のあとにいきなり『面影平野』に飛んじゃう、今回の扱いみたいなことを言う。そうだよね、それもこれも、みんな「藤圭子」だもん。でもあたしにはとてもそんな真似はできない。『圭子の人生…

圭子なんか最初っからいないんだ

あたしは、藤圭子のことを書こうなんて考えちゃいけないんだ。本気で喋り出したら、あたしは圭子をボロクソに言って、恨みごとを書き連ねて、歯止めがきかなくなるに決まってる。だってあたしの怒りの矛先は、十五、十六、十七の乙女だった最高の状態の藤圭…

おとといいらして

藤圭子は十七歳の阿部純子の才能のオツリで20年間食ってたっていうのがあたしの "藤圭子評" なんだけど、それで圭子が怒るかどうかなんてあたしは知らない。ましてや、YouTubeや圭子関連ブログに群がるフリークス、いやフリークの方々の意見なんかは、なんの…