『新宿の女』 ~箱入り娘も巣立ちます~

どこか一箇所を突っつけば満天の星が一気に頭の上に落ちてきそうな夜空の下、地平線を彼方に見て白いギターを抱え、手にはロザリオをかけて、若い娘が一人でその乳青色の微光を浴びて佇んでいます。冬といっても、霧氷が木の枝にからみつくような、どこか湿り気を帯びた滑らかさがあります。 これから孤独な巡礼の旅に赴く…