藤圭子趣味

"本質的にハグレてる" ものを嗜好するゲテモノ喰ひだと己を規定する

ブログネタ: いったいあなたは藤圭子の何を聴いているのか

極端にちっちゃいことしか聴いてないようです。

「夢は夜ひらく」では、冒頭のシンバルの一打で足止めです。


■■音源消失■■


マレットで一発「ぽぉーん」と叩いてから、
「ゎゎゎわわーんと連打してます。
あってもなくてもどっちでもいいように聴こえるかもしれませんけど、
実際に曲の雰囲気を決めたのはこのシンバルです。

再生環境によってはよく聴こえない場合もありますが、
耳を澄ますと、シンバルの質感が非常にリアルに録られているのがわかるはずです。
大きさや厚みまでが見えるようです。

そもそもこのイントロのストリングスとギターの流れ込み方自体が
計算されつくした画期的なものですが、
それを先導する形でシンバルを加えたアレンジャーには
この場でひれ伏すしかありません。

ファーストアルバムの『新宿の女』は
藤圭子もその天才を惜しげもなく垂れ流していますが、
どこを切り取ってもバックのアレンジと演奏の職人芸が輝いていて、
聴けば聴くほど空恐ろしい気分になってくる傑作であります。

オリコンチャートでどんな記録を作ったとか、
そんなことは関係ありません。
『新宿の女』はその内容だけで、
ポップ・ミュージックの歴史に燦然と輝いているのです。



― 能書きはいいから、内容を具体的に説明してください。

私の力ではちょっと無理です。
そのうち一方的なラブレターぐらいなら書けるかもしれません。



... けっきょく歌い出しまで到達しませんでした。
手を伸ばしても届いたためしがないのが藤圭子です。


 

 

 

 

思いっ切り伸ばしてもまだコワイ

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