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藤圭子趣味

"本質的にハグレてる" ものを嗜好するゲテモノ喰ひだと己を規定する

削除される前に聴いてください

大ブレイクした年、昭和45年(圭子嬢19歳)のリサイタルの実況録音です。
ちなみにLPのタイトル「歌いつがれて25年」というのは、
戦後25年を流行歌で振り返りますという意味です。

 


歌いつがれて25年 藤圭子 演歌をうたう - YouTube


歌いつがれて25年 藤圭子 演歌をうたう2 - YouTube

(このジャケ裏の写真では、本当は黒髪のすき間から、
紅をさした唇が艶めかしく覗いているのです。
手だってまったく苦労を知らぬかのように滑らかスベスベです。
そのへんから圭子にアプローチする方法もありかと思います)

 


歌いつがれて25年 藤圭子 演歌をうたう3 - YouTube


よくも悪くも、あたくしにとって「ふじけーこ」という言葉が持つ色と形と質感は
この時点の状態で冷凍保存されてしまいました。
自分にとっての藤圭子の意味がすべてここにあるので、
ある意味ハナシは簡単です。

その後年齢を重ねていく藤圭子について
いつもかすかな違和感といら立ちがついて回るのは、
この昭和45年の圭子嬢の律儀で控えめな歌い方と
それでも隠し切れない精神性の高さを至上のものとして、
そのいっときの残滓を私が追い求めているせいです。
あたくしは圭子さんにとってはイヤなファンかもしれません。

なんにしても、初めて目に触れたときのインパクトがあまりに大きすぎたのです。
時代の空気、伴奏を担当する演奏家を含めた歌謡界の成熟度、
圭子嬢の着る服、髪型、顔つき、そして自分の精神状態など、
すべてがガッチリ噛み合ってしまった、あたくしにとっては二度とない体験だったということです。
藤圭子が一貫して優れた歌手であったという事実とは次元の違う話であります。