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藤圭子趣味

"本質的にハグレてる" ものを嗜好するゲテモノ喰ひだと己を規定する

芸術的進化とか言っちゃって

藤圭子という偉大な歌手の芸術性」とかって Amazon の書評にあったんだけど。

なんかもっともらしいけどサ、ほんとにそんなもんあったのかなあ。"偉大" とか "芸術" とか、ぜんぜん身にしみないし、なんか安く見られたみたいで、あたしはやだな。
大衆向けの流行歌を相手に「偉大」なんて言葉を吐いて、いったい何を求めてるんだろ。

それから、藤圭子に「芸術的進化」なんてなかったよね。進んだか退いたかって言ったら、確実に「退化」したもんね。あったのは「自分探し」みたいなもんだけでしょ。圭子はただ自分が好きな音楽をやりたかったってだけで、それも中途半端に終わったんだけど、それを "芸術的進化" なんて言ったら
 18歳の藤圭子は黙っちゃいないよね。
あたいの圭子はぶんむくれるよ。

あたしが本物だって思ってるのは、十代の藤圭子なんだ。十代で乙女の圭子は天下無敵で怖いもんなし。そっから先は比較の対象にもならないから、あたしは平気で全否定しちゃう。

だからその後のいろんな圭子の映像を見ると、
藤圭子の着ぐるみを着た別の人」っぽい感じを常に受ける。

藤圭子っていう人はデビューからしばらくして死んじゃって、
その後は"藤圭子財団"みたいな形で
代理人によって継承されてたんじゃないかってどこかであたしは思ってる。