藤圭子趣味

"本質的にハグレてる" ものを嗜好するゲテモノ喰ひだと己を規定する

イビツを愛でる

ある意味ね、この感覚を説明したくていつもゴチャゴチャ書いてるっていう気もするんだ。

おなじみの藤圭子専門ブログに、圭子が団地妻になって家事のマネゴトをやってる写真がいろいろ載ってて。あたしにとってはそれも圭子を解明する糸口になるからありがたかったんだけどさ。

あたしが藤圭子を聴き始めたごくごく最初のころに受けた印象が、またしても視覚的に裏付けられた。
前にも1回書いたことなんだけど、やっぱり、
藤圭子って見てるとムカつく

動作に落ち着きがない。何かをやってるときの目つきがオカシイ。声がヘン。力の入れどころを間違ってる。本人がご機嫌で動けば動くほど、見てるこっちは腹が立ってくる。

これで、ハタキかなんか掛けながら
あの声で鼻歌とか歌われてごらんよ

あたしがダンナだったら、まちがいなくベランダに蹴り落とすね。

 


前に書いたことをそのまんまコピペさせてもらう。

この感覚がまったくわからない人が多いことに、実際わたしは驚いてます。ストレートに、なんのヒネリもなく、「可愛い」とか「好き」ってほとんどのファンが思ってる。綺麗な花のように愛でてると言ってもいい。でも本当はこのムカつくところが、藤圭子の真骨頂じゃないのってあたしなんかは思うんだけど。心がまっすぐで邪気がなくて、気取らない可愛い子だなって思ってると、ヘンなところが強情で、口ごたえするしふてくされるし、目つきがおかしいし、だいたい動作に優雅な「タメ」ってものがない。立つ!座る!歩く!取る!っていう感じ。

 


でもさ、それが藤圭子なんだよ。
あっちこっち出っ張ったり引っ込んだりして、その全体がピカソの絵みたいに完璧なんだ。*1

こうやって、一年また一年って、圭子から離れられない月日が重なっていくのかしらね。

腹が立つわね。

 

 

 

 

*1:だからちょっとツボをずらすと、今度は笑いに転化したりする。圭子のどの顔を見ても可笑しくなる。けっきょく、このオカシイところも腹立たしいところも、まとめて言えば "愛嬌=チャーム" ってことになって、その点で圭子は鉄壁なのね。生まれながらの "芸の人" なのさ。